くじゅうの山々

法華院から各山への所要時間
山 名 経 由 行 き 帰 り 往 復
久住山 北千里 2時間00分 1時間50分 3時間50分
白口谷 2時間40分 1時間30分 4時間20分
中 岳 北千里 2時間20分 1時間50分 4時間10分
白口谷 2時間10分 1時間50分 4時間00分
稲星山 中岳山頂より 15分 白口岳山頂より 15分
白口岳   1時間50分 1時間20分 3時間10分
三俣山 諏蛾守より 2時間00分 1時間40分 3時間40分
大船山   2時間10分 1時間30分 3時間40分
北大船山 大船山頂より 30分
平治岳 大船山頂より 1時間20分
  2時間00分 1時間30分 3時間30分
黒 岳 平治岳 5時間20分 4時間30分 9時間50分
段原 5時間00分 4時間30分 9時間30分
立中山   50分 40分 1時間30分

くじゅう東側の山々

平治岳(ひいじだけ)

標高 1642.8m

六月初めから半ばにかけて、ミヤマキリシマが斜面を覆い、この時期は大戸越しから山頂への登山道は登りと下りの一方通行規制をするほどの大混雑となる。くじゅう登山口である長者原に、この山の名からとった平治(へいじ)という名の犬の銅像があるが、この犬はかつてこの辺りで親しまれた登山案内犬で、小説や映画にもなった。

大船山(たいせんざん)

標高 1787.1m

平治岳と並び、ミヤマキリシマの大群落があることで有名。また、頂上直下にはひっそりと火口湖が静かなたたずまいを見せ、神秘的な雰囲気を醸し出している。段原付近には米窪と呼ばれる直径500mもある火口跡があり、これはくじゅうで最も新しい火口跡だといわれている。
画像提供:板井 博さん

立中山(たっちゅうやま)

標高 1465.4m

かつて法華院の物資は、この山と白口岳にはさまれた鉾立峠を馬で行き来して運ばれていた。麓には法華院歴代の墓所があり、山名は仏教用語の塔頭からきている。くじゅうの中では低山であり、法華院からだと40分ほどで登ることができる。


くじゅう南側の山々

久住山(くじゅうさん)

標高 1786.9m

日本百名山にも選ばれているこの山は、くじゅうを代表する山にふさわしく、大きな山体で鋭角の容姿も見事である。木々は全くなく、登山道は岩石でゴロゴロしているが、付近一帯のコケモモ群落は天然記念物指定を受けている。また頂上からは久住高原が一望に見渡せる。
画像提供:板井 博さん

中岳(なかだけ)

標高 1791m

九州本土最高峰となる。古くから信仰の山として崇められ、麓の火口湖である御池には上宮が設けられていた。頂上部は非常に狭いが、くじゅうの山々が360度見渡せ、遠くには由布岳を望むことができる。
画像提供:板井 博さん

天狗ヶ城(てんぐがじょう)

標高 1780m

中岳と御池を囲むように並んで連なっている。中岳同様、頂上部は狭いが、三俣山、中岳など、くじゅうの主峰の眺めが素晴らしい。

稲星山(いなぼしやま)

標高 1774m

人気の高い山ではないが、頂上より望む久住高原は絶景である。山体は黄褐色の砂礫に覆われており、ひときわ目を引く。また山頂の岩陰にはひっそりと観音像が祀られている。

白口岳(しらくちだけ)

標高 1720m

坊がつるより望む山容は素晴らしい。登る山としてよりも、眺める山としての人気が高いようで、画家、高田力蔵の作品にもこの山は数々登場する。頂上からは坊がつる全景を見渡すことができる。


くじゅう西側の山々

三俣山(みまたやま)

標高 1744.8m

三つの頂があるように見えることから、この山名が付いた。実際には主峰のほかに、南、西、北の三峰がある。五月にはツクシシャクナゲが斜面に咲き乱れ、多くの登山客の目を楽しませている。六月のミヤマキリシマはさらに見事。すがもり越からのルートが一般的であるが、雨ヶ池、坊がつるからのコースもある。坊がつるからのコースは直登となるので、上級者向き。
画像提供:板井 博さん

硫黄山(いおうざん)

標高 1580m

今なお活発に活動を続ける活火山であり、かつては硫黄の採取が行われていた。1995年に約250年ぶりに水蒸気爆発をおこし、付近の登山道は立ち入り禁止となったが、1年半ほどで小康状態となり、麓の北千里ヶ浜の禁止は解除となった。しかし、付近を通過する時は有毒ガスに注意が必要。周囲はガスのために草木は育たず、くじゅうの中では異様な光景を創り出している。また、煙が高く上がれば翌日の天気は晴れ、低くたち込めると雨といわれている。

星生山(ほっしょうざん)

標高 1762m

紅葉の時期には見事な姿を見せる。牧の戸峠と久住山の中間から登山道が伸び、自然と登ってしまいそうになる山である。麓には西千里ヶ浜がひらけ、久住分かれ付近には、ロッククライミングのトレーニングや遭難救助訓練としても利用される星生崎と呼ばれる岩場がそびえる。山名の星生は、仏教用語の法性からきているといわれている。
画像提供:板井 博さん